大阪でゲストハウスを始めてから。次の夢を叶えるまで。

もう一度SHU建築と宿を作りたい。朝ごはんと音楽のいい宿を。

近すぎず、遠すぎず、誰にとっても居心地のいい場所を創る

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私は昨年の9月に宿とバーを始めました。



それから月に1度は宿を始めたいです!」という方々が泊まりに来ます。


アドバイスを出来るとしたら「やってみたいことがあれば始めてみたらどうですか」ということです。




私は今まで宿で働いたこともありません。カクテルを作ったこともないし、珈琲を淹れたこともありませんでした。


珈琲は通天閣の近くのカフェで仲良くなったお母さんにドリップの仕方を教わりました。お母さんは82歳かな。ドリップを覚えたら、次はアイスコーヒー。抹茶の点て方も教わり、抹茶オレも作れるようになりました。




ゲストハウスもほとんど泊まったことはありません。

宿を作っている時にベッドの大きさに迷い、工務店のユウスケさんと一度だけゲストハウスに泊まりました。ベッドの大きさを測り終わったら、すぐに飲みに出かけてしまって。帰ってきたのは朝の4時。ほとんど宿にはいませんでした。笑。

 

お酒は好きだから、毎日飲んで試行錯誤しながら。




ようは人間根性です。やるしかないってなったら頑張れるもんですよ。

 



アドバイスにはなりませんが接客で意識していることは
お客さんとの距離感。


誰にとっても居心地がいい空間を作るために
近すぎず、遠すぎず、自由な雰囲気を作りたいだから、きっちりするところはきっちり。後はゆるく。ってのを意識するようにしています



私にとって居心地のいい空間というのは過ごし方を自分で選べることです。




観光に疲れ一人の時間が欲しいなと思う時もあるし、ちょっと誰かと喋りたいなと思う時もあります。だから、必ず一度はお客さんに話かけるようにしています。「今日はどこに行くんですか?」とか「珈琲でも飲みますか?」とか。それが自分にとって居心地の良さだから。




また戻ってきたい。そんなふうに感じてもらえる宿にしていきたいなと思っています。


昨日は久しぶりにユウスケさんと飲みにいきました。相変わらず面白いことやってました。こういう面白い人たちと肩を並べて仕事をしたいなと改めて思いました。


そんなことを考えたら休んでいる暇はありません。一人でも多くの人に泊まってもらえるように毎日頑張っていかんとな。


今日のおすすめアーティスト。PVがすごく綺麗。
朝8時とかにかけると透き通る感じ。

www.youtube.com




木こりとユウスケさんと選んだリビングの木

神社の前というのはどこか清々しい気持ちになります。


「この木がいいです、空間が引き立ちます」と褒めてもらう機会が多く嬉しい限り。

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始めはリビングに木を立てるなんてアイディアはありませんでした。


もともと、アメリカっぽいデザインの大きいソファー置いたら、雰囲気出ますよね。と話していて。


ヤフーオクション、アンティークショップと色々見たのですが、三人がけのかっこいいソファーは軽く15万円します。


そんな高いソファーを買う余裕なんてありませんでした。

 

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音楽が創る空気感

音楽が空間を創る

空間を創る要素の一つとして音楽って、とても大事なものだと思っています。例えばですが、朝8時半、10時半、午後2時、夕方、夜、その時々に心地いい音楽があると思います。コーヒーがより美味しく感じたり、ゆったりリラックスできたり、かと思えばこれから元気よく出かけて行くって時にはアップテンポの曲をかけたり。

1日の音楽の流れ(例)

例えばですが私の流す音楽はこんな感じです。

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くぐって入るドア

宿の内装の一つ一つに思い出が詰まっています。その一つが宿の玄関のくぐり戸です。

宿を始めてから、たまに頭をぶつけるお客さんがいるので、案内するときに「ドアが小さいから、頭をぶつけないようにね。」と一言付け加えるようにしています。

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宿の玄関。皆がここから入って来ます。一番目に入るところ。もともとは真鍮のドアノブがついたかっこいい建具をつけたいと思っていました。

けれど改装の予算は本当にギリギリで。アンティーク家具屋で建具を買う余裕がありませんでした。

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宿を経営する人について

こんにちは。大阪でゲストハウスの経営を初めてからのことを綴ります。 

「ゲストハウス を始めた理由」

「何故ゲストハウスを始めたんですか」とよく聞かれます。
どうやらゲストハウスをはじめる人は

  •  人とコミュニケーションをとるのが好き
  •  旅に関わる仕事をしたい

というイメージがあるようです。私はドミトリー(相部屋)があまり得意ではありませんでした。誰かとコミュニケーションをとらないといけないみたいで。

  • ゆっくり休みたいとき
  • 少し寂しくて誰かと話をしたいとき

    それを選べる宿があったらいいなと思い作った宿です。

 

朝、自分の好きな音楽をかけて、コーヒーを飲みながらお客さんとゆったり雑談している時間が一番好きです。泊まってくれたらコーヒーを1杯無料です。ちゃんとドリップで入れますよ。

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